名古屋市立大学大学院 理学研究科 総合生命理学部

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Achievement
研究業績

中務准教授の論文が国際学術誌FEBS Lettersウェブサイトのトップページで取り上げられました

研究分野 生命科学(細胞生物学)
掲載誌 FEBS Letters
論文題目 The HECT-type ubiquitin ligase Tom1 contributes to the turnover of Spo12, a component of the FEAR network, in G2/M phase
著者 Kunio Nakatsukasa*, Megumi Sone, Dawit Hailu Alemayehu, Fumihiko Okumura, Takumi Kamura*
所属機関 名古屋市立大学,名古屋大学
概要 ユビキチン・プロテアソーム系はタンパク質の特異的な分解系で,細胞周期など様々な生命現象の制御に関わっている。細胞周期のM期の進行は,FEARネットワーク(the Cdc14 early anaphase release network)を構成する一連のタンパク質群によって促進される。FEARネットワークを構成する因子の一つであるSpo12は,細胞周期のG1期において,ユビキチンリガーゼ複合体APCCdh1を介して分解される。本研究では,G2/M期において,Spo12がHect型ユビキチンリガーゼTom1を介して分解されることを新たに見出した。さらに,S期において,Spo12が未知のユビキチンリガーゼを介して分解される可能性も示した。これらの結果から,細胞周期の各ステージにおいて,Spo12の安定性はそれぞれ異なる経路によって制御されているものと考えられた。今後は,Spo12の安定性を制御する因子をさらに同定することで,FEARネットワークの機能の全体像が明らかになるものと期待される。
 掲載日 2018年4月23日 オンライン
DOI 10.1002/1873-3468.13066
備考 FEBS Lettersウェブサイトのトップページで取り上げられました。