笹森教授の論文が国際学術誌Inorganicsに掲載されました
研究分野 | 物質科学(典型元素化学、無機化学) |
掲載誌 | Inorganics |
論文題目 | Synthesis of Ferrocenyl-Substituted Organochalcogenyldichlorogermanes |
著者 | Takahiro Sasamori,* Yuko Suzuki, Koh Sugamata, Tomohiro Sugahara, and Norihiro Tokitoh |
所属機関 | 名市大システム自然科学研究科,京大化研,立教大理 |
概要 | ゲルマニウムと、セレンやテルルなどのカルコゲン元素を組み合わせた化合物である、ゲルマニウムカルコゲニドはユニークな物性が期待される化合物群である。しかし、適切な合成法が確立されておらず、特に修飾可能なハロゲン原子を持つゲルマニウムーカルコゲン化合物の合成例は極端に少ない。我々は、独自に開発した「かさ高いフェロセニル基」を用いることで、「ゲルミレノイド」と呼ばれる活性なゲルマニウム化合物の合成素子を開発している。今回、これを活用して、選択的にゲルマニウムーセレンおよびゲルマニウムーテルル化合物を合成することに成功した。またX線結晶構造解析によりその分子構造を詳細に明らかとし、フェロセニル基の役割を明確にした。 |
掲載日 | 2018年7月11日 |
DOI | 10.3390/inorganics6030068 |
備考 | Open access(誰でも読めます) |