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図: 結晶表面の模式図。平らな結晶表面も,原子レベルで観察すれば数オングストロームの小さな階段(ステップ)がある。原子がステップに吸着して,ステップが前進することで結晶は成長する。 |
結晶表面を原子レベルで観察すると,原子レベルの高さの小さな階段(ステップ)が見られます。環境相(気相,溶液相,融液相)を漂っていた原子がステップに吸着すると,ステップが前進し,結晶面を覆っていきます。ひとつのステップが結晶面を覆い尽くすと,ステップの高さ分だけ,結晶面が上に成長したことになります。このような成長モードを層成長といいます。
本 java プログラムでは,結晶表面における層成長をフェーズフィールド法によって計算します。(ここから)初期設定では結晶の数はひとつですが,最大 15 個まで数を増やすことが可能です。結晶の位置とサイズはランダムに選ばれ,リセットボタンを押すたびに変わります。様々な設定で計算を行ない,結晶の数やサイズ,そして温度場が変化する様子を,java プログラムで体験してください。