Three-finger toxin
Three-finger toxin
Three finger toxin family(3FTx) とは、およそ60アミノ酸残基からなり、5つのβ-ストランドと3つのループからなるポリペプチドであり、 上図のように3本の指を下向きにたてたような構造をしていることから3FTxタンパクと名付けられた。 コブラ毒素の主要タンパク質であるサイトトキシンは、 3FTxファミリーに属し、 広範な細胞に対して毒性を持つ。細胞膜を構成するリン脂質に結合し、膜を不安定化することにより細胞が死ぬとされており、酵素活性は知られていない。1個体の毒液中に10種を越える3CTXの存在することが知られている。本研究では、スリランカに生息するコブラの毒素を対象として、サイトトキシンの一次構造、機能と分子進化に関する研究を行っている。
Three finger Toxinの構造と機能と分子進化