■ この装置は微弱な発光現象を紫外、可視、近赤外領域(波長で言え
ば 240 nm から 1350
nm)にわたってスペクトル分解するだけでなく、5 ns(10 億分の
5 秒)の時間間隔で追跡するこ
とも可能にします。超微弱光の近赤外領域における時間分
解測定を可能とするという意味では
世界でも数少ない測定装置です。例えば活性酸素の一
種である水溶液中の一重項酸素は燐
光を 1270 nm 近傍に発しますが、寿命が数マイクロ秒
のために測定が非常に困難です。この
装置ではこのような微弱な発光現象の定量的な測定
を可能とするため、一重項酸素の活性消
失等を容易に求めることが出来ます。
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