坂道における自転車走行の運動強度



北九州市、門司区の跳ね橋(ブルーウイング)を利用して、坂道における自転車走行
時のペダル踏力測定を行いました。9月1日に移動、2日に測定&撮影でした。天気が
良すぎて汗だくになりました。
傾斜20度にまで挑戦した小野アナウンサーは、次の日に筋肉痛になったのではない
かと思います。でも、番組での私のコメントどおり、本当に脚力の強い方でした。




測定内容と使用機材: 結果は、写真に引き続いて示してあります。

@走行時のペダル踏力:手製のペダル踏力計
Aクランク軸加重:軸トルクセンサー (SRM 社)

これらの信号は、ともにアナログ出力したものをNR-2000(キーエンス社)に
て記録し、コンピュータ処理しました。


[平地走行]
小野アナウンサーは最初から最後まで疲れた顔を見せず、さすがはプロだと感心しました。
ちなみに、このママチャリ自体は12,000円ほどですが、積んでいる測定機材には、
100万円ほど掛かっています。




[撮影に使われた跳ね橋]
実は、この橋は自転車通行禁止なんです。番組では「今回、特別に許可をいただいて」と
コメントを入れています。




[ペダル踏力&クランク軸トルク測定例]
これは2.5度の傾斜におけるデータです。軸加重はトルクではなく、クランク
の回転方向に掛かる力をそのまま“kg表示”してあります。今回、番組の中
では視聴者に理解され難いということで使っていませんが、解析時には参考
にしました。





[ペダル踏力の比較]
クランクの角度をいくつか変えて小野アナウンサーに等尺性最大ペダル踏力を発揮
していただき、その最大のものをMAXとしてあります。 その他は、ペダル踏力を
1回分抜粋して比較したものです。