実験機器

 

測定に使用する主な機器は以下のとおりです。

 

時間分解蛍燐光スペクトル測定装置

 近赤外領域1400nmまで感度のある光電子増倍管を用いて、紫外部から近赤外までの微弱な発光(蛍光燐光)を捉える事の出来る装置です。左の箱に−80℃まで冷却し雑音を減らした光電子増倍管が納められています。中央左側がモノクロメータとサンプル室です。時間分解能5nsのマルチチャンネルスケーラーとパソコンは左外側で写ってはいません。YAGレーザーはモノクロメータに隠れています。右側は主にサンプルの温度制御、計測機器です。

 

 

 

過渡吸収スペクトル測定装置

 透過光を観測しながらパルスレーザーで試料を励起し、吸収率の変化を測定して励起状態分子の挙動を観測する装置です。データの記録は時間分解能4nsのデジタルオシロスコープを用いています。

 

 

 

 

 

ピコ秒時間分解蛍光スペクトル測定装置

 光オシロスコープとも言われるストリークカメラを用いて時間分解能2psで現象を捉える事の出来る装置です。ストリークカメラはポリクロメータからの入射光を光→電子→光と変換させる間に、掃引電極により偏向させて、発光の波長分布と同時に時間分布を得ることが出来ます。中央がストリークカメラ、すぐ右がポリクロメータ、光ファイバー部、窒素レーザーです。左側はストリークカメラのコントローラーとパルスジェネレーラです。

 

 

 

 

 

蛍光スペクトル測定装置(蛍光光度計)

 ごく一般的な蛍光光度計です。時間に依存しない蛍光スペクトル(発光の波長分布)や励起スペクトルの測定に使用します。

 

 

 

 

吸収スペクトル測定装置(分光光度計)

 分光測定の分野では基本的な測定器です。液体試料の透過率、吸収率を測定します。古いものですがまだまだ現役です。

 

 

 

 

 

 

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