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下の図は、測定時のraw data です。ペダル踏力を携帯型アンプを使って
アナログで導出し、誘導電位などのデータと併せてTEACのDR-C2により記録
しました。これだけのデータ収集に、お金も時間も結構かかっていますが、
こういった装置を工夫するのが楽しいんです。
自転車走行に関わるペダル踏力、走行速度などの測定
図の自転車は、駅前などの駐輪場で最もよく見かけるタイプの
自転車で、研究目的のため6段変速を購入しましたが、価格
は2万円ほどでした。自転車自体はそれほど高くはありませんが、
○で囲んだところにはデータ収集用にいろいろと取り付けてあり、
全体の価格は30万円を越えます。
まず、赤丸のところを拡大
したのが下の図ですが、ココにはスポークに磁石、車体にコイルが取り付けて
あり、走行時は電磁誘導による電流が発生します(電位はアンプで増幅
します)。タイヤの回転数を検出し、走行速度を知るための装置です。
次に緑丸のところですが、
ココには直径20ミリ高さ10ミリの張力計4個を内蔵したペダル(↓写真)が取り付けて
あります。ペダルに垂直方向にかかる力を検出する装置です。
次に青丸
のところですが、ココにはギア部分に磁石、車体にコイルが取り付けて
あり(写真省略)赤丸同様、走行時は電磁誘導による電流が発生します
(電位をアンプで増幅しています)。右ペダルが最上部(TOP CENTER)に
なった時のタイミングを検出するために装置です。