インタビューをした日:2020年2月12日
インタビューをした人:総合生命理学部 学部生(二年)

まず、名前と研究分野を教えてください。
徳光昭夫と言います。研究分野は、物性理論です。物性とはつまり、ものの性質のことです。物理には実験と理論があり、僕は理論の方で,青柳先生は実験ですね。物性理論は大きなくくりで言うので、特定の分野ではあんまりいわないんだけど、今最近やっているのは磁性です。物質中の電子のスピンが集団であると,色々面白い性質を示します。そう言うものの構造などによる磁性の違いを,主に数値計算で調べています。


次に総合生命理学部の学生の印象を教えて下さい。
和気あいあいとしていていいなと感じますね。

人数が少ないので一体感が生まれやすいですね。


次に総合生命理学部のいいところは何でしょうか?
教員も熱心にやっているので、学生と教員の人数もよく、今の所うまく進んでいると思います。


次に、研究者になったきっかけを教えてください。
4回生の時に低温物理の実験室で超伝導の勉強をしていました。そのころ高温超伝導という物質が現れて、こういうのをもうちょっと勉強したいなと思ったことですね。


次に、その研究分野を選んだきっかけを教えてください。
なぜ4回生の時にその分野を選んだのかというと、あまり覚えてはいなくて...。低温で起こる量子力学でしか説明できないような現象があるということをそのとき知って、ちょうどその方面で有名な先生がいたのでそれがきっかけだと思います。


次に研究の魅力を教えてください。
研究はわからないものを明らかにするもので、分かっているものを基にしてわからないものをいかにわかるようにしていくかというプロセスです。最初はだいたいうまくいかなくて、自分で考えて、うまく行けるかどうかを試し、どんどん試行を重ねて、徐々に進んでいくんですね。そこに満足感が生まれますね。


研究で大変なこと、または大変だったことは?
あんまり時間が取れないことですね。研究は集中して時間が欲しいことがあるので、他のことで途切れ途切れになると、なかなかうまくいかないですね。

理論の研究は実験の研究に比べてお金がかからないのでそこは大丈夫です。


普段どのように研究をすすめていますか?
業務的な仕事を終わらせた後や空いている時間にできるだけ集中してやるようにしています。


先生の趣味はなんですか?
本を読むことや写真を撮ることが好きですが、時間がないのであまりできていませんね。


休日の過ごし方は?
ご飯作って、洗濯して、買い物して...一人暮らしの生活みたいですね(笑)


先生の学生時代は?
2回生くらいから、ゼミを一生懸命やっていました。特にサークルとかは入っていなかったですね。


先生の人生を四字熟語で表してください。
一期一会です。


先生が学生に求めることはなんですか。
やりたいことを一生懸命にやることですね。

社会人になってからは色々制約ができてくるので今のうちにたくさんやろう。


あなたにとって理学とは?
面白いと思ったことをやることですね。


ありがとうございました。