Kenkyu

Roots, The Hidden Half.

名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科生体情報専攻 

谷本研究室      

研究内容

 

細胞壁の働き

細胞壁は植物細胞の外壁であり,その柔軟性によって植物細胞の成長が制御されています。

細胞壁の力学定期特性は,植物体の堅牢さ,成長速度などを決定する重要な性質です。

植物細胞の成長は,吸水による容積拡大が大きな比重を占めるので,細胞質の浸透圧に依存した吸水によって細胞壁に架かる圧力は,100 g/mm2 程度の大きさになります。

また,細胞壁空間(アポプラスト)における物質の移動,吸着,生化学反応などは植物の外環境との接点として重要な役割を担っています。とりわけ,根の細胞壁は,土壌や水環境と直接接触し,微生物との相互作用の舞台でもあります。根端部の若い組織の細胞壁表面では,pHが酸性に保たれており,酸性のpHが細胞壁を柔らかく維持する要因ではないかと考えられています。もっと詳しく→酸成長へ

本研究室では,細胞壁の力学特性をクリープ粘弾性解析や破断解析によって研究し,細胞壁の柔軟性を粘性や弾性という力学パラメータで表現して,その生理学的役割を調査しています。

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©2005 Eiichi Tanimoto 名古屋市立大学システム自然科学研究科