サイエンスカフェ in 名古屋

開催にあたって

サイエンスカフェ(Science Cafe, Café Scientifique)とは、科学について市民と科学者が喫茶店でコーヒー片手に気軽に話し合う場です。今まで行われていた講演会などとは異なり、研究者が市民の輪の中に入って科学の話題を提供し、皆で考えながら科学への理解を深めようというものです。ですから、その日の話題に対する興味さえお持ちであれば、どなたでも、何の準備もなく参加いただけます。

近年我が国では、科学技術の振興により、豊かな国民生活や社会経済の発展及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」を目指しています。にもかかわらず、最近では青少年をはじめとする国民の「理科離れ」「科学技術離れ」が指摘されています。

名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科(現・理学研究科)では、市民との交流を通じて市民が科学技術に対する関心と理解を深めることに少しでも貢献したいという主旨で、サイエンスカフェの開催を企画しました。2006年6月には、らくだ書店とシアトルエスプレスカフェ(いずれも名古屋市千種区)のご協力により、記念すべき第1回サイエンスカフェを開催することができました。

以降,愛知県喫茶飲食生活衛生同業者組合様のご協力を得て,名古屋市内16区のさまざまな喫茶店において開催することができました。第26回以降は,7th Cafe(ナディアパーク・デザインセンタービル内・名古屋市文化振興事業団)にて継続的に開催をしておりました。

コロナ禍を受けてここしばらくの間,開催を休止しておりましたが,2024年より再開を予定しております。今後もみなさまの暖かいご援助とご協力をお願い致します。

サイエンスカフェの起源

サイエンスカフェは、1998年に英国リーズで始まった活動とされており、カフェやバーで科学者・技術者と市民が科学技術について語り合うというものです。博物館や大学で行われる講演会やシンポジウムとは違って小規模な対話集会であることが特徴とされています。国によって開催方法は異なっていますが、日本国内でも地方によりさまざまな試みがなされています。

サイエンスカフェについて詳しくは、以下のサイトをご覧ください。