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研究室の一日

田上研究室のコアタイムは平日の9時から17時です。社会人学生やアルバイトなど個々の状況にも柔軟に対応しますが、朝から実験しましょう。ちなみに、ボスは朝型人間です。

基本的に毎朝、ボスと研究ディスカッションをします。前日の実験の結果はどうだったか、今日は何をどうするのか、実験の問題はないか、などコミュニケーションをとりながら実験を進めましょう。

実験しているとすぐ時間が経ってしまいます。だらだらと遅くまでやるのではなく、前日のうちに実験データをまとめ、朝から計画的に実験を開始できるようにすると良いでしょう。実験の待ち時間には次の実験準備、データ整理、論文を読んだりと時間を有効に活用しましょう。

土日はお休みですが、夕方ちょっと研究室に来て前培養など準備しておくと良い時はあります。もちろん土日にも実験して良いですが、ON/OFFをうまく切り替えましょう。体調の悪いときやどうにもやる気が出ないときは、無理せず休みましょう。

自由のきく学生ですから、一人で実験ができるようになれば自分でタイムマネッジメントして下さい。就職活動期間や夏休み、年末年始休暇などは自由に取れます。

毎週、研究室セミナーを行います(2012年より中山研究室と合同で研究セミナー(毎週月曜日)を行っています。原著論文を紹介するジャーナルセミナーと各自の実験データを紹介するデータセミナーを順番に行います。これは専門演習の単位になります。もっとも良い大学院教育であると同時にプレゼンテーション能力の向上にも繋がります。その他、英文教科書等の輪読会も適宜行います。大学院生だけで主体的に行った場合もありました。

大学院の講義も積極的に受講して下さい。生物系はもちろん、情報系や物質系の講義も積極的に受講して自分の研究に役立てよう。社会人学生のために昼夜2回開講されていますが、できるだけ昼間は実験して夜間に講義を受けるとよいと思います。

研究科セミナーでは、他大学/研究所の先生に最新トピックスをお話ししてもらいます。積極的に参加して「One Seminar, One Question」を目指そう。

学生には自分専用のデスクやロッカー、ノートパソコン(MacBookなど)を貸与します。専用のパソコンで、メールの遣り取り、論文検索や、データ整理、プレゼンテーション準備、論文作成をして下さい。研究室セミナー、研究発表などにも自分のパソコンを使用します。

専用の実験ベンチ、ピペットマン、タイマー、ノート類など実験研究に必要なものは全て研究室で用意します。研究テーマも当然みんな違います。研究成果を出し、国内外の学会、ワークショップなどで発表しましょう。博士前期課程に一度は学会でポスター発表しよう。旅費もサポートしますので、世界を驚かす成果を出せば海外デビューも夢ではありません。修士論文のためではなく、きちんとしたジャーナルに論文として発表することを目標にしましょう。

研究室に入って最初の2-3か月のうちに、田上研で良く用いる実験手法を一通り指導します。いわゆる分子生物学的解析は全て学べますし、複合体精製や質量分析などタンパク質解析のエキスパートになれます。

(汎用実験の例)
DNA実験:DNA精製、PCR、電気泳動、クローニング、DNA
シークエンス、シークエンス解析など
分子遺伝学実験:形質転換、プレート解析、遺伝子組換え酵母の作成など
生化学実験:リコンビナントタンパク質の精製(GST精製、His tag精製、AKTAを用いたカラム精製など)、SDS-PAGE、クマシー染色、銀染色、Western Blotting(LAS解析)
細胞生物学実験:粒子計測計を用いた細胞増殖観察、顕微鏡観察(位相差、微分干渉、IF(蛍光染色)、GFP)
タンパク質複合体解析:タグを用いた各種複合体の精製、質量分析(MALDI-TOF)

大学院生室は、田上研だけでなく他の研究室と一緒です。本研究科は大学院しかありませんので、社会人を含め様々な大学から新入生が来ます。研究室内だけでなく、他の研究室の学生とも仲良くなれます。

研究科の新入生歓迎コンパや新歓ソフトボール/ボーリング大会などのレクレーションもあります。その他、研究室の飲み会/食事会なども学生が主体となって随時行います。

本研究室では、特別な資格が取れるわけではありませんが、論理的な実験科学の考え方、最先端の分子生物学、専門英語の読解、プレゼンテーション手法などが学べます。研究者を目指す人はもちろん、営業職や教育関連に就職する場合でも将来的に十分役立つはずです。

ここまで読んでくれたあなた、一緒に研究を楽しみませんか。