全国学生調査とは、大学が学修者本意の教育への転換を図るために、文部科学省が行なう学生向けアンケート調査です。

令和7年度の本格実施の前に、令和6年度の試行実施において学生の高い評価を受けた上位校が公表されました。それがポジティブリストで、リストは分野ごとに分けられており、我々の総合生命理学部は「理学・工学、農学」の152校に含まれています。

以下が、総合生命理学部がポジティブリストに含まれた項目と順位です。

順位 質問項目
1位 (Q16)論理的に文章を書く力
3位 (Q8)質疑応答など,教員等との意見交換の機会がある
4位 (Q19)数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能
4位 (Q26)教職員が熱心に教育に取り組んでいる
5位 (Q22)幅広い知識,ものの見方
6位 (Q6)課題等の提出物に適切なコメントが付されて返却される
6位 (Q27)大学の学びによって成長を実感している
7位 (Q12)主に英語で行われる授業の履修(語学科目を除く)
9位 (Q17)人に分かりやすく話す力
9位 (Q20)問題を見つけて解決方法を考える力
10位 (Q23)異なる文化に関する知識・理解
11位 (Q15)文献・資料を収集・分析する力
15位 (Q13)専門分野に関する知識・理解

総合生命理学部はとても高い評価を受け、全24項目のうち13項目で上位15%だけが含まれるリスト入りを果たしました。

特に教員として嬉しいのは以下の項目です。

「論理的に文章を書く力(1位)」:実験を行うと、目的や原理、結果、考察をしっかり書く必要があります。その過程で、学生は能力アップを実感しているようです。正しい日本語を鍛えるため、「人に分かりやすく話す力(9位)」「文献・資料を収集・分析する力(11位)」も向上します。

「質疑応答など,教員等との意見交換の機会がある(3位)」:基本的にうちの教員は質問が大歓迎です。そこで、質問に来やすい環境を作り上げようと努力しています。その効果は、「教職員が熱心に教育に取り組んでいる(4位)」にも現れています。

「大学の学びによって成長を実感している(6位)」:単にテスト対策だけではなく、自ら考える力を身につけたからこそ、成長を実感できるのだと思います。

「問題を見つけて解決方法を考える力(9位)」は基礎科学で最も重要な要素です。そのためには、「幅広い知識,ものの見方(5位)」「数理・統計・データサイエンスに関する知識・技能(4位)」も当然必要になってきます。

2018年に、「ないないづくし」で作った学部で、高い評価を学生から受けられたことを知り、これまで費やしてきた計り知れない努力が報われました。