研究室の様子
年間スケジュール
入学式・オリエンテーション (4月第1週)
新入生歓迎会の様子
大学全体の入学式、研究科オリエンテーションが行われます。施設の利用方法、授業の履修方法、各種手続き等、大学院生活で必要な情報を教わります。翌日には、研究科全体の新歓パーティーが開かれ、研究科の雰囲気を初めて味わえる良い機会となっています。
新人トレーニング (4月〜5月中旬)
新人さんは、まず研究室で分子生物学の基礎技術を学びます。湯川研に入ってくる学生のバックグラウンドは様々なので、基礎から全員でトレーニングします。その過程で研究室のルールを覚え、研究室メンバーともうちとけます。同時に授業が開始されるため、無理のないスケジュールを組んでトレーニングを行います。
【トレーニングのメニュー】試薬の調製方法、DNAクローニング、DNAシークエンシング、ハイブリダイゼーション、組換えタンパク質作製、PCR、など。
また、この期間に研究科のリクリエーション(ここ最近はソフトボール大会)が行われます。
トレーニング打ち上げ (5月中旬)
新人さんのトレーニング完了を機に、研究室のみんなで祝います。ちょっと遅れた研究室の新歓でもあります。最近は、金山駅周辺にくり出すことがほとんどです。
研究テーマ決定 (5月中旬以降)
本人の希望を最大限聞き、新人トレーニングを通じて感じた適性を鑑み、研究テーマを決定します。これから2年間の方針を決める重要なイベントです。しかし、研究の成否はかなり運に左右さえます。テーマが合わない場合は、時期を見て変更することもあります。過去の研究テーマは、卒業生のページをご参照下さい。
朝セミナー (修士課程1年、前期、毎朝)
修士1年の前期は、毎日、朝セミナーを行います。全員が揃う時間を設定して、分子生物学の教科書を使って英語講読をします。英語能力に差が大きい場合は、2班に分かれて行うこともあります。研究生活に必要な英語力を養います。
月曜セミナー (修士課程1年、後期以降)
朝セミナーの英語講読は、前学期で終了します。その後は、月曜日にミーティングをします。前の週の実験データを各自報告して、その週にするべき実験の確認をします。他のメンバーがどのような実験をしているのかを知る良い機会で、同時に問題点の共有も出来ます。
研究室セミナー (通年・全学年)
金曜日に研究室の全員が集まって研究室セミナーを行います。研究の進捗状況や、論文紹介をプレゼンテーション形式で行います。科学分野で生きてゆくために必要な、発表スライド作成技術、発表話術などを習得できる機会です。特別演習として単位化されています。
学会参加
修士を卒業するまでに、最低1度は学会に参加することを目標にしています。通常は、12月の日本分子生物学会に参加しますが、日本遺伝学会、日本RNA学会、日本植物生理学会なども可能です。修士論文をまとめる前に、自分の研究内容に対する問題点を専門家に指摘してもらう良い機会となっています。
夏休み・冬休み
リフレッシュのため、夏休みと冬休みを取ることを推奨しています。スケジュールは各自、自由に設定しています。
ティーチングアシスタント
研究科の先生達は教養課程の自然科学実習を受け持っています。その授業でティーチングアシスタント(TA)の経験が出来ます。TAとは授業の補助や支援を行うことで賃金が支給される制度で、教育経験のキャリアーとして認められます。
修士論文作成 (12月頃から1月初旬)
研究に目処がついた段階で、修士論文の執筆に入ります。日本語を書くという行為に皆が当惑しますが、これからの人生にとっては間違いなく有益な経験です。指導者の立場としても腕の見せ所で、懇切丁寧に添削し、論文構成について徹底的に議論して、まとめ上げに協力します。
大掃除&忘年会
大掃除とその後の宴会は、一年の締めくくりには欠かせません。
修士論文提出 (1月下旬)
完成した修士論文は、紙媒体の提出と、電子データのアップロードを行います。修士研究生活の実質的なクライマックスです。
修士論文発表 (2月中旬)
修士論文を提出した後は、すぐに修士論文発表の準備に取りかかります。より良いプレゼンテーションをめざし、研究室メンバー全員が参加して練習し、意見を交わしながら完成を高めます。発表は、博士課程進学希望者にとっては入試を兼ねています。発表会終了後にパーティー形式の学生懇談会が開催され、研究科向上のための率直な意見交換を教員と行います。
卒業式 (3月下旬)
修論発表を終えてからは、身辺整理(データ、実験ノート、実験サンプル等の整理)を行い、卒業式までの間を有効利用します。卒業旅行に行くならこの期間です。
その他
研究ディスカッション
湯川研では研究を最優先に考えますので、各自の研究に関するディスカッションはいつでも対応しています。教員やシニアメンバーと、適切なコミュニケーションを取りながら実験を進めることがとても重要です。
お茶の時間
大学院生生活には悩みやストレスがつきものです。学生が主体となってお茶の時間を設定し、リフレッシュします。
ちょっと息抜き
これまでに、花見、バーベキュー、研究室旅行、釣りなどの実績があります。学生側からどんどんアイディアを出して下さい。
屋上で花見
釣り
バーベキュー
研究室旅行