渡邊教授の解説論文が国内学会誌 IEICE B-Plus に掲載されました
研究分野 | 数理情報科学(教育工学) |
掲載誌 | IEICE B-Plus |
論文題目 | 人工知能を学べる中高生向けPythonプログラミング教室 |
著者 | 渡邊裕司 |
所属機関 | 名古屋市立大学 |
概要 | 本稿では,筆者らが2018年度から実施している中高生向けPythonプログラミング教室の内容を紹介するとともに,プログラミング初等教育を支援する研究への展開について説明する.高校生向け教室は日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」として,中学生向けは名古屋少年少女発明クラブの「中学生プログラミング教室」として,主に夏休みの1,2日間に開催されるイベントである.単発の教室ではあるものの,プログラミングの基礎から機械学習を用いた手書き数字の認識までを学ぶ濃密な内容である.プログラミング環境として,受講後にもプログラミングの続きを容易にできて,コロナ禍でも遠隔開催できるように,GoogleのColaboratoryを使用した.これにより,Googleドライブ上に保存されるプログラムコードの共有が可能となり,遠隔でもプログラムの指導ができ,受講者のコードの収集も容易になった.そこで,収集した受講者のコードを分析した結果,受講生がいくつかのクラスタに分かれることが分かった.今後はプログラミング初等教育において教え方を支援する研究への展開を目指す. |
掲載日 | 2022.6.1 |
DOI | |
備考 |

コードの正誤に基づく二次元座標平面上での受講者同士の近さとクラスタ分析による6クラスタへの分類