Voice卒業生の声
奥村祐太朗さん(2024年度卒業)
私は総合生命理学部の4期生として入学し、4年間を通じて多くの貴重な経験をさせていただきました。特に、3年後期から配属された研究室での活動は、主体性を持って研究に取り組むきっかけとなり、大きく成長する機会になりました。研究室での日々は、困難もありましたが、その分得られる充実感や達成感は非常に大きかったです。
研究を進める中で、1・2年次に講義で学んだ内容が、実際の観察や実験を通して形となり、自分の中で科学への興味がさらに深まりました。このような体験が、より正確で深い知識を身につけたいという意欲や、技術面でのスキル向上へのモチベーションにつながりました。また、研究を進める過程で、指導してくださる先生をはじめ、研究室のメンバーとの密なコミュニケーションや、学会で外部の方々と意見を交わす機会もありました。特に、国際シンポジウムでのポスター発表や、外国出身の先輩方と英語で意見交換をしながら研究を進められた経験は、自分の視野を広げるとともに、自信を持つことができました。これらの経験を通じて、研究者としてだけでなく、人としても成長できたと感じています。
卒業後は理学研究科に進学し、卒業研究をさらに深めていく予定です。この先も、学んだことを生かして一層成長できるよう努めていきたいと考えています。
総合生命理学部の魅力の一つは、少人数制ならではの先生方や同級生、先輩方との近い距離感にあると思います。これによって、学びやすい環境が整い、安心して学業に取り組むことができました。ぜひ、皆さんにもこの学部の良さを存分に活かして、充実した学生生活を送ってほしいと思います。
大竹祐太さん(2024年度卒業)
私は4期生として総合生命理学部に入学しました。大学生活の始まりは、感染症の影響でオンライン授業が中心でしたが、その中でも多様な専門分野を学ぶ面白さを感じていました。対面での交流が増えるにつれて、それぞれの分野に詳しい仲間と直接議論できる機会が増え、さらに学びの幅が広がったように思います。総合生命理学部には多様な専門領域の学生が集まっており、異なる視点や知識に触れることで、自身の考え方が広がっていくのを実感しました。この学部ならではの環境が、多くの刺激を与えてくれました。
卒業研究では有機化学の研究室に所属し、エネルギー問題や環境課題の解決に貢献できる「電気を通す高分子」の開発に取り組みました。研究発表では異なる専門分野の人にも伝わるよう、指導教員や研究室の仲間と議論を重ね、スライド作成や説明の工夫をしました。分かりやすく伝える方法を模索した経験は、大きな学びとなりました。
4年間を振り返ると思いどおりにいかないこともありましたが、そのたびに粘り強く課題に向き合い、乗り越える力を培いました。また、研究では個人の努力だけでなく、仲間との協力や異なる分野の知識を取り入れることの大切さも実感しました。ここでの学びを通じて対話力や柔軟な思考力が鍛えられ、どのような分野でも役立つ力を得られたと感じています。
これから新たな環境で学びを深めますが、総合生命理学部での経験や出会いは私にとってかけがえのない財産です。先生方、職員の皆さま、仲間たちに支えられたおかげで、充実した4年間を過ごすことができました。心から感謝しています。すぐに貢献できる立場ではありませんが、ここで培った知識や経験を活かし、いつかこの学部に恩返しできるよう励んでいきたいと思います。これから入学する皆さんも、総合生命理学部での学びや出会いを大切にしながら、大きく成長して欲しいと思います。この学部には、それができる環境が整っています。
富永栞さん(2023年度卒業)
私は、3期生として名古屋市立大学総合生命理学部に入学しました。
入学当初は新型コロナ感染症の影響で入学式が中止となり、オンラインでの講義が始まりました。キャンパスに足を運ぶこともあまりなく、オンラインでの学びが続き、不安とともに大学生活が始まりました。
キャンパスに通えるようになってからは、対面での交流が増え、学びの幅が広がりました。先輩、先生方と研究室でコーヒーを飲みながらお話ししたことは、心の支えとなりました。時にはBBQをするなど、楽しく充実した大学生活を過ごすことができました。特に嬉しかったのは、成績優秀者を表彰する瑞秀賞を毎年いただけたことです。これは、仲間たちとの協力や先生方のサポートがあったからこそ成し遂げられたことであり、心から感謝しています。
卒業研究は情報系の研究室で、Pythonや深層学習について学び、姿勢推定ツールについて研究をしました。学会で、東京に行き、院生や企業の方々に混ざってポスター発表を行うことができました。この経験は非常に貴重であり、専門的な知識を深めるだけでなく、プレゼンテーション能力も向上させることができたと思います。
卒業後は医学研究科に進学することを選びました。これまでの総合生命理学部での経験や学びを生かし、医学の領域での新たな挑戦を迎えることができることを楽しみにしています。これからも成長し続け、社会に貢献できるように精進していきます。
最後になりますが、お世話になった先輩や先生方、そして大学で共に過ごした仲間たちに深く感謝の意を表します。ありがとうございました。
真鶴七海さん(2022年度卒業)
私は2期生として名古屋市立大学総合生命理学部に入学しました。入学当初は、友達ができるか、授業についていけるかなど、初めての大学生活に不安を感じていました。学部が作られて4年生になるまで学部を卒業、就職した先輩がおらず、就職活動についても不安がありました。しかし、学部の先輩や先生のおかげで、充実した楽しい大学生活を送ることができたと感じています。
まず、学校生活についての不安は入学してすぐにほとんどなくなりました。学部の先輩が、新入生をサポートする仕組みがあり、初めての履修登録などを手伝ってもらえたためです。またLINEを使って先輩方に連絡、相談できる環境があったため安心して大学生活のスタートがきれました。授業内容が難しいこともありましたが、学部の友だちと教え合うことで、単位を一つも落とさず卒業することができました。
就職活動では学部の先生にサポートしてもらいました。私は3年の6月から就職活動を始めました。3年の後期から研究室での研究が始まるため、実験と就職活動を並行して行わなければならず、会社の説明会などで実験が進められない日が多くありました。実験が遅れるのではと心配しましたが、分からない部分があっても、先生や先輩方が直ぐに声をかけ、細やかに教えてくれたため、就職活動をしていても実験を十分に進められました。学部の就職担当の先生には、就職活動全般についての相談に乗ってもらい、エントリーシートの添削をしていただきました。就職活動と研究の両立は大変でしたが、先生方のサポートのおかげで4年生の5月に念願だった食品系への就職が決まり、残りの学校生活を楽しく過ごすことができました。
最後に、学校での勉強に加え、バイト、サークルや趣味などで充実した濃い4年間でした。総合生命理学部に入学して良かったと、心から思っています。お世話になった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。春からの新生活では、この学校で学んだことを胸に、何事にも一生懸命取り組んでいきます。