Education candidate養成する人物像
全研究科共通
大学院課程共通に、研究が高い倫理性と強固な責任感をもって実施され、人や自然との共生にかなったものとなっているかどうかが、修了の際に考慮されるべき重要な点となる。
博士前期課程ないし修士課程にあっては、各研究科所定の期間在学し、各研究科が教育の理念と目的に沿って設定した授業科目を履修して、各研究科の履修規程により定められた科目及び単位数を修得することが、学位授与の要件である。さらに、必要な研究指導を受けた上で、修士学位論文又は特定の課題についての研究成果の審査及び最終試験に合格することが必要である。
博士前期課程ないし修士課程にあっては、幅広い視野に立った学識を備え、専門分野における研究能力又は高度な専門性を必要とする職業を担うために必要な能力を身につけているかどうかが、課程修了の基準となる。
博士後期課程ないし博士課程にあっては、各研究科所定の期間在学し、各研究科の履修規程により定められた科目及び単位数を修得すること、及び、各研究科の教育と研究の理念と目的に沿って実施される研究指導を受け、所定の期間内に博士学位論文の審査及び最終試験に合格することが、学位授与の要件である。
博士後期課程ないし博士課程にあっては、研究者として自立して研究活動を行い、高度な専門的業務に従事するために必要な能力と学識を身につけているかどうかが、課程修了の基準となる。
理学研究科理学情報専攻(博士前期課程)
- 生命科学、物質科学、数理情報科学などの研究分野において幅広い知識を備え、専門分野における研究能力と高度な専門性を必要とする職業を担うための能力を身につけているかが課程修了の要件となる。
- 博士前期課程にあっては、理学研究科の定める期間在学し、研究科が教育と研究の理念や目的に沿って設定した授業科目を履修して基礎学力を身につけ、基準となる単位数以上を修得し、研究科が行う修士論文の審査に合格することが必要である。
- 修士論文の審査においては、修士論文および修士論文発表会における発表と質疑応答によって判断し、合否の判定を行う。合否判定においては、以下の観点から審査を行う。
- 修士研究の目的、意義について明瞭に示されていること。
- 研究の方法、手段、実験法などが明瞭に示されていること。
- 研究結果を正しく理解していること。
- 研究結果に関して明瞭な考察ができていること。
- 研究の達成度と今後の発展性が適切に示されていること。
- 研究が高い倫理性と責任感をもって実施されているかも、大学院課程修了の際に考慮される。
- 「修士の学位に関する内規」は履修要項に明記されている。
理学研究科理学情報専攻(博士後期課程)
- 生命科学、物質科学、数理情報科学などの研究分野において幅広く深い知識を備え、専門分野における高い研究能力と高度な専門性を必要とする職業を担うための能力を身につけているかが課程修了の要件となる。
- 博士後期課程にあっては、理学研究科の定める履修期間在学して、研究科の教育・研究の理念に沿った研究指導を受け、所定の授業科目を履修して基準となる単位数以上を修得し、かつ所定年限内に研究科が行う博士論文の審査及び最終試験に合格することが学位授与の要件である。
- 博士後期課程にあっては、以下の観点から博士論文の審査及び最終試験を行う。
- 当研究科にふさわしい内容で国際的に通用する水準の研究を行っていること。
- 自立した研究者としての能力を有し、これからも活躍が期待できること。
- 未知の問題を探し出し、その重要性を判断し、問題解決へ向けての手法を考える能力などを体得していること。
- 研究する上で独創性が重要なことを理解し、自ら独創性を正当に評価でき、これを志向した態度を体得していること。
- 研究を遂行する上で必要な能力(討論、研究発表、共同研究の遂行、研究環境の構築など)を有すること。
- 英語による研究論文の執筆や国際会議での発表に必要な語学力を身につけていること。
- 研究が高い倫理性と責任感をもって実施されているかも、大学院課程修了の際に考慮される。
- 「博士の学位に関する審査内規」は履修要項に明記されている。
- 詳細は名古屋市立大学の入試情報のページへ