名古屋市立大学大学院 理学研究科 総合生命理学部

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Achievement
研究業績

小林世佳さん(雨夜研・修士2年)の論文が国際学術誌 Bulletin of the Chemical Society of Japan に掲載されました

研究分野 物質科学(有機合成化学)
掲載誌 Bulletin of the Chemical Society of Japan
論文題目 Synthesis and characterization of a chiral spirobifluorene cyclic hexamer
著者 Seika Kobayashi, Rina Nakazono, Rikito Okada, Michael P Schramm, and Toru Amaya*
所属機関 名古屋市立大学,カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
概要 新しいキラル大環状化合物として図の化合物1-[6] の合成に成功しました。この環状化合物は、キラルスピロビフルオレンが環状に6つ繋がった構造を持ちます。当初、6角形型構造を想定していましたが、温度可変NMR実験および量子化学計算による検討から、分子構造が折り畳まれ8の字型の2回対称性の構造(D2対称)を取っていることがわかりました(図)。また、この化合物は強い紫色発光を示すとともに、高輝度円偏光発光を示しました。このような興味深い構造と発光特性は、今後のキロプティカル材料創製に繋がる知見と考えられます。
掲載日 2024.9.27
DOI doi/10.1093/bulcsj/uoae098
備考 2024年11月19日追記:本論文が「BCSJ Award Article」に選ばれました。BCSJ Award Articleは,Bull. Chem. Soc. Jpn.誌の各号の最も優れた論文に贈られる賞です(詳細)。本論文が掲載されている号は こちら(オープンアクセスです)。

 

新規大環状化合物1-[6]

追記(2024/12/18)

本論文が,掲載雑誌の「表紙」に選ばれました。

本論文が掲載された雑誌の表紙。表紙の画像は,論文の著者である小林さんが自ら作成しました。