檜森弘一博士(奥津研・元学振PD)の論文が国際学術誌 The Journal of Physiology に掲載されました。
研究分野 | 生命科学(分子生理学) |
掲載誌 | The Journal of Physiology |
論文題目 | Nrf2 deficiency in muscle attenuates experimental autoimmune myositis-induced muscle weakness |
著者 | Koichi Himori, Mami Yamada, Takahiro Onoki, Daisuke Matsumaru, Hozumi Motohashi, Mitsuharu Okutsu |
所属機関 | 名古屋市立大学,東北大学大学、岐阜薬科大学 |
概要 | 特発性炎症性筋疾患である多発性筋炎は、自己免疫機序により筋組織が傷害され、筋量や筋力の著しい低下を引き起こします。多発性筋炎患者における骨格筋の機能と形態の悪化は,日常生活活動を制限し生活の質を著しく低下します。そのため、筋炎の有効な治療方法を分子レベルから解明し確立することは重要な課題です。しかしながら、その分子機構は未だ十分には明らかにされていません。本研究では、骨格筋のNrf2を消失すると、筋炎により増加する骨格筋のIFN-γなどの炎症性サイトカインの発現が抑制し、炎症性サイトカインによるケモカインの増加が抑制することでT細胞の骨格筋への浸潤を低下し筋炎の悪化を軽減する可能性を解明しました。 |
掲載日 | 2024.10.22 |
DOI | 10.1113/JP286534 |
備考 |