名古屋市立大学大学院 理学研究科 総合生命理学部

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Achievement
研究業績

今井友也さん(雨夜研・博士後期課程2年)の論文が国際学術誌 Chemistry – An Asian Journal に掲載されました

研究分野 物質科学(有機合成化学)
掲載誌 Chemistry – An Asian Journal
論文題目 Characterization of Cyclic [n]Spirobifluorenylene Compounds and Electron Delocalization in Their Radical Cation Species
著者 Tomoya Imai and Toru Amaya*
所属機関 名古屋市立大学
概要 スピロ共役を通じた電荷の非局在化は、次世代の電荷輸送材料を合理的に設計するための手がかりとなる。本研究グループはこれまで、スピロ共役が可能なスピロビフルオレン環状三量体のラジカルカチオン種に対してESR(電子スピン共鳴)測定を行い、電子が分子全体にわたって非局在化していることを明らかにしてきた。今回、新たに環状四量体および五量体を合成し、それらのラジカルカチオン種における電荷非局在化挙動を調査した。その結果、ESRスペクトルの解析により、これらの化合物においても電子が広範囲に非局在化していることが明らかとなった。さらに本論文では、環状四量体および五量体の合成法および物理化学的特性についても詳述する。本研究で得られた知見は、新規な電荷輸送材料の開発に寄与するものと期待される。
掲載日 2025.4.8
DOI https://doi.org/10.1002/asia.202500320
備考  オープンアクセス

 

スピロビフルオレン環状四量体および五量体のラジカルカチオン種における電子の非局在化を表す模式図