大竹裕太さん(雨夜研・2025年3月学部卒業)と雨夜教授が執筆したアカウント論文が国際学術誌 Bulletin of the Chemical Society of Japan に掲載されました
研究分野 | 物質科学(有機合成化学) |
掲載誌 | Bulletin of the Chemical Society of Japan |
論文題目 | Development of Self-Doped Conductive Polymers with Phosphonic Acid Moieties |
著者 | Toru Amaya* and Yuta Otake |
所属機関 | 名古屋市立大学 |
概要 | 導電性高分子は有機エレクトロニクスの基盤材料であり、なかでも自己ドープ型導電性高分子は、水溶性と外部ドーパントを要しない電荷補償能力から、プリンテッドエレクトロニクスやバイオセンサーへの応用が期待されている。従来はスルホン酸基が電荷補償基として用いられてきたが、強酸性による基板腐食などの問題があった。 我々はこれに代わるものとして、ホスホン酸基を導入した自己ドープ型導電性高分子の開発を進めてきた。ホスホン酸は穏やかな酸性度、二塩基性による機能化の自由度、金属酸化物への高い結合性といった利点を有する。 本論文は、ホスホン酸基を有するポリアニリンおよびPEDOT誘導体の合成と導電性について、我々が報告してきた研究成果を中心にまとめたものである。 |
掲載日 | 2025.4.16 |
DOI | doi.org/10.1093/bulcsj/uoaf033 |
備考 | オープンアクセス |

我々が開発してきたホスホン酸を有する自己ドープ型導電性高分子