河田教授の論文が国際学術誌Communications in Algebraに掲載されました
研究分野 | 数理情報科学(数学) |
掲載誌 | Communications in Algebra |
論文題目 | On relative projectivity of lattices in Auslander-Reiten components for group rings |
著者 | Shigeto Kawata |
所属機関 | 名古屋市立大学 |
概要 | 有限群の表現論において,直既約表現加群を部分群に注目して考察するときは相対射影性という概念が基本となります.Rは極大イデアルπRを持つ完備離散付値環とし,剰余体k =R/πRは標数が素数pの体とします.Gを有限群とし,Gの部分群Pは位数が素数pの累乗であり,QはPの自明でない正規部分群としましょう.Pから誘導された群環RG上の表現加群を簡約化した群環kG上の表現加群の相対射影性を考えました.多元環の表現論で有力な研究手法であるAuslander-Reiten理論を利用することにより,P-射影的な直既約RG-表現加群Lで,その簡約化されたkG-表現加群L/πLがQ-射影的となるようなものが無限個存在することが分かりました. |
掲載日 | 2020年6月 |
DOI | https://doi.org/10.1080/00927872.2020.1715994 |
備考 |