名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English

名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English
キャンパスマップ | アクセス | お問い合わせ

名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English

Faculty Members
教員紹介

木村 幸太郎キムラ コウタロウ

生年
1967
所属
生命情報系・教授
略歴
1990年 東京大学農学部卒業
1992年 東京大学大学院農学系研究科修士課程修了
1995年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了
1995年 日本学術振興会 特別研究員(東京大学大学院農学生命科学研究科)
1996年 マサチューセッツ総合病院分子生物学科及びハーバード大学医学部遺伝学科 博士研究員(米国)
1997年 日本学術振興会 海外特別研究員
1998年 JST CREST(名古屋大学・松本邦弘教授) 研究員
2003年 国立遺伝学研究所構造遺伝学研究センター 助手
2004年 総合研究大学院大学遺伝学専攻 助手兼任
2006年 JST さきがけ「生命システム」(中西重忠研究総括) 研究員兼務
2009年 大阪大学大学院理学研究科 特任准教授(テニュアトラック)
2013年 大阪大学大学院理学研究科 准教授
2017年 理化学研究所 革新知能統合研究センター データ駆動型生物医科学チーム 客員研究員兼務
2018年 名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科 教授
学位
博士(農学)(東京大学)
専門分野神経科学、分子遺伝学、光生理学(イメージング)
研究キーワード感覚受容、学習、意思決定、ドーパミン、グルタミン酸、神経ペプチド、受容体、匂い濃度測定、行動の定量的解析、線虫C.エレガンス
担当科目(大学院)分子生物学、高次遺伝情報学
(学部など)生物学基礎、バイオサイエンス入門、自然科学実験
最近の研究テーマ脳も、体の他の組織と同様に、細胞によって構成されています。では、「記憶」「判断」「感情」といった「脳のはたらき」は、細胞のネットワークからどのように生じているのでしょうか?
線虫C. elegansは、わずか200個程度の神経細胞から構成される「脳」を用いて、「感覚受容」「記憶」「意思決定」などを行います。しかも、この「脳」を構成する神経細胞のネットワークが全て明らかになっています。
私たちは、独自の計測技術、ロボット顕微鏡、人工知能技術などを用いることで、 「脳のはたらき」が線虫の神経細胞ネットワークから生ずる仕組みを明らかにしようとしています。
主な研究業績

Calcium dynamics regulating the timing of decision-making in C. elegans. Tanimoto Y*, Yamazoe-Umemoto A*, Fujita K, Kawazoe Y, Miyanishi Y, Yamazaki SJ, Fei X, Busch KE, Gengyo-Ando K, Nakai J, Iino Y, Iwasaki Y, Hashimoto K, Kimura KD†. eLife (2017) (*Co-first authors; †Corresponding author)

In actio optophysiological analyses reveal functional diversification of dopaminergic neurons in the nematode C. elegans. Tanimoto Y, Zheng YG, Fei X, Fujie Y, Hashimoto K, Kimura KD†. Scientific Reports (2016) 10.1038/srep26297

Modulation of different behavioral components by neuropeptide and dopamine signalings in non-associative odor learning of Caenorhabditis elegans. Yamazoe-Umemoto, A, Fujita, K, Iino, Y, Iwasaki, Y, Kimura, KD. Neuroscience Research (2015) 99, 22-33

Enhancement of odor avoidance regulated by dopamine signaling in Caenorhabditis elegans. Kimura KD†, Fujita K, Katsura I. The Journal of Neuroscience (2010) 30, 16365-16375.

Temperature sensing by an olfactory neuron in a circuit controlling behavior of C. elegans. Kuhara A, Okumura M, Kimata T, Tanizawa Y, Takano R, Kimura KD, Inada H, Matsumoto K, Mori I. Science (2008) 320, 803-807.

The C. elegans thermosensory neuron AFD responds to warming. Kimura KD†, Miyawaki A, Matsumoto K, Mori I†. Curr. Biol. (2004) 14, 1291-5.

Regulation of C. elegans life-span by insulinlike signaling in the nervous system. Wolkow CA*, Kimura KD*, Lee MS, Ruvkun G  Science (2000) 290, 147-150.

daf-2, an insulin receptor-like gene that regulates longevity and diapause in Caenorhabditis elegans. Kimura KD*, Tissenbaum HA*, Liu Y, Ruvkun G. Science (1997) 277, 942-946.

教員からの一言私たちの研究室では、脳で「記憶」「判断」「感情」が神経細胞のネットワークから生ずるための基本的ルールを理解することをめざして、 ロボット顕微鏡や人工知能技術を用いて線虫C. エレガンスの研究をしています。学生の皆さんには、研究を通して「神経科学の知識、技術、考え方」「プロとしての研究の計画と実行の仕方」「プロとしての文章の書き方とプレゼンテーションの仕方」などを身に付けて欲しいと考えています。
学会活動日本神経科学学会、日本分子生物学会、ニューロエソロジー談話会