Curriculumカリキュラム(2019年入学者)
本学部の教育課程は、教養教育科目と専門教育科目に分けられます。
- 教養教育科目…全学部の学生を対象として実施し、共通科目と基礎科目から構成されます。全96科目(184単位)であり、1・2年次に履修するものとします。卒業までに共通科目24単位以上と基礎科目21単位以上の合計45単位以上を履修します。
- 共通科目…「一般教養科目」、「語学科目」、「情報科目」、「健康・スポーツ科目」の4区分の科目で構成されています。これらをバランスよく履修することで、学士に要求される知識と品位を効果的に修得できます。
- 基礎科目…「物理学」、「化学」、「生物学」、「自然科学実験」、「数学・統計学」の5区分で構成されています。これらをバランスよく履修することで、本学部で開講する専門教育科目に連なる理学の基礎を効果的に修得できます。
- 専門教育科目…各専門分野の知識を深めるための科目です。専門教育科目は、各専門分野における基礎知識を修得するための専門基礎科目、高度な知識を修得するための専門科目、学部での学修の集大成となる卒業研究関連科目、国際的な視野を持つための外国語科目、主に高等学校教諭一種免許状(理科)の取得に関係する専門関連科目に区分されます。専門教育科目は主に2年次以降に配当され、全76科目(157単位)からなります。卒業までに必修の32単位及び選択必修の2単位を含め、79単位以上を修得します。
- 専門基礎科目…生物学、化学、物理学、数学、情報科学の基礎的な科目を含み、全24科目(47単位)からなります。いずれの科目も2年次までに履修し、各専門分野の基礎知識を広く学びます。自然科学実験の初歩的な方法を学ぶ「総合理学実験入門」(1単位)、各研究分野の概要を学ぶ「総合理学概論A,B」(各2単位)、ならびに「情報処理発展」(2単位)が必修です。
- 専門科目…生物学、化学、物理学、数学、情報科学の専門的な科目を含み、全27科目(51単位)からなります。基本的に3年次に履修し、選択した専門分野の知識を学びます。
- 卒業研究関連科目…所属した研究室においてこれまでの学修の総まとめとなる卒業研究を行います。それに先立ち、研究室選択の参考にするため、3年前期に履修する「総合理学実習」(3単位)にて複数の研究室で特徴的な実験・実習を行います。3年後期には研究室に配属され、3年後期から4年後期にかけて「卒業研究Ⅰ~Ⅲ」(各4単位)において各指導教員から提示された具体的なテーマについて研究を行います。卒業研究では、研究計画の立案からデータ収集、成果をまとめるまでを行います。卒業研究の最終成果は、卒業論文発表会において発表し、口頭試問を受けます。また、卒業研究と並行して「専門演習Ⅰ~Ⅲ」(各2単位)において専門分野の文献を読み、卒業研究を推進するための糧とします。卒業研究関連科目は以上の7科目(21単位)からなり、いずれも必修です。
- 外国語科目…自然科学の重要な論文は英語で記述されており、自然科学の現象や原理などの知識を得るためには論文で使われている英文を十分に理解する必要があります。その能力を養うために、「自然科学英語」(2単位)が必修となります。また、現代のグローバル社会で活躍するためには、英語によるコミュニケーション能力が必要です。その能力を磨くために、教養教育科目の英語科目よりも高度な内容を扱う「グローバルコミュニケーション」(2単位)が必修となります。外国語科目は以上の2科目(4単位)からなります。
- 専門関連科目…主に高等学校教諭一種免許状(理科)取得に関係する専門教育科目です。「理科教育法1,2」、「高等学校教育実習」、「教職実践演習(中・高)」など、免許取得に関係する15科目(32単位)を含みます。また、東山動植物園、名古屋市科学館から講師を招く「総合博物学」の1科目(2単位)を含みます。
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