生物多様性研究センター活動報告4
市大祭関連企画2(特別科学展示・研究成果発表会)
2013年11月9日〜10日
プレゼント品の一部 今年の市大祭の期間にあわせ、当研究センターと研究科を市民の方々に知っていただくため、特別科学展示と研究成果発表会を行いました。また、あわせて
ミニバザーとプレゼント品の配布も行いました。
特別科学展示では、科学や生物多様性科学に興味のある方に研究紹介を行いました。高い社会貢献度を目指して、以下の5つの企画を行いました。お陰さまで、多くの市民の皆様に楽しく学んで頂くことが出来たと思います。ご来場頂いた市民の皆様、どうもありがとうございました。
1 生物多様性研究センター特別展示
生物多様研究センター紹介スライド上映
名古屋市立大学システム自然科学研究科生物多様性研究センターでは、これまでの研究成果をまとめたパネル展示を行いました。さらに、生物多様性研究センターのカラーパンフレット等を準備しました。
2日間で約250部のパンフレットを配布しました。また、国際的に取り組まれている「DNAバーコーディング」に関する紹介映像も上映しました。
2 サイエンスパレット(システム自然科学研究科特別展示)
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科の全研究室の紹介を行いました。研究科の紹介と、各研究室の紹介が記載されているカラーパンフレットも配布しました。
3 サイエンスフォーラム(研究室の研究成果発表と討論会)
討論会の様子
各分野の若手の教員を中心に、最新の研究成果を市民向けに発表しました。市民の皆様から多くの質問が出るなど、手応えのある研究成果の発表機会となりました。また、会場が大学院であるため、実験装置などを実演出来る、貴重な機会となりました。
[ 研究室紹介パネル]
[ Section 1: パネル展示プログラム]
- 1. 湯川泰: 走査型電子顕微鏡による観察
- 2. 木藤新一郎: 植物の低温適応
- 3. 田中豪: 眼のしくみと色の見え方 ~色覚バリアフリーにむけて~
- 4. 鎌田直子: 結び目の数学
- 5. 三浦均: 地球惑星科学, 結晶成長理論
- 6. 青柳忍: 放射光による物質の構造解明
- 7. 村瀬香: ベイジアンネットワークを用いた環境・生態データ解析
4 システム自然科学研究科・特別研究成果発表会
研究を紹介するポスター
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科の大学院生の有志による研究会を行いました。ポスターセッションでは、ポスターの前に立ち、市民からの質問に懸命に答える大学院生の姿が印象的でした。将来、国際舞台で活躍出来るであろう、頼もしい大学院生さんばかりでした。
[ Section 2: ポスター発表プログラム ]
- 1. 井戸綾香・湯川泰: シロイヌナズナの無細胞転写解析法
- 2. 坂倉裕子: クロマチンの科学
- 3. 近藤紘人・木藤新一郎: イネ科植物において長期低温で出てくる新規タンパク質の機能研究
- 4. 孫堯・熊澤慶伯: ミトコンドリアの成熟型mRNAの3’末端へのpolyA付加の正確性
- 5. 栗崎政希・熊澤慶伯: ヘビ類の進化と新しい系統解析法の開発
- 6. 河野晃啓・青柳忍: リチウム内包フラーレンの構造解明
- 7. 小林義弘・木藤新一郎: P23kの機能解析
- 8. 横山悠理・木藤新一郎: PHD fingerをコードするシロイヌナズナの遺伝子At4g23860の機能解析. (Analysis of At4g23860 encode a PHD finger in Arabidopsis thaliana.)
- 9. Ying Mengchao・Shin-ichiro Kidou: Expression analysis of a novel cold-induced gene HiA1 in barley.
- 10. Wahyu Endra Kusuma・Yoshinori Kumazawa: Conservation Genetics of Vulnerable Freshwater Fish Rasbora baliensis (Actinopterygii; Cyprinidae).
- 11. Eric wang・Shin-ichiro Kidou: 遊more! with Plant.
ポスター発表プログラム委員会
企画委員長
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井戸綾香
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広報委員長
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坂倉裕子
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ポスター委員
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横山悠理
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研究成果発表会推進委員
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近藤紘人、小林義弘
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会場設置委員
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孫堯 (ソンギョウ)
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会場管理委員
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栗崎政希
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英語展示委員
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Wahyu Endra Kusuma(ワーユエンドラクスマ)、梦超 (イン モンチョウ)、王 佳瑞 (オウ カズイ)
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5 ミニバザー
循環型社会の構築に貢献するため、ミニバザーを行いました。さらに、来場者全員に素敵なミニプレゼント企画も行いました。この、自然科学に関連するプレゼントが、科学への興味を促進したり、次世代の博士を生み出すきっかけになったりしますよう願っています。
謝辞
今回の企画遂行に関し、大学祭実行委長の伊藤誠司さんをはじめ、大学祭実行委員会の皆様には大変お世話になりました。また、松田係長、小澤覚事務官、伊藤事務官、宮澤事務官をはじめとする山の畑事務室の皆様には、チラシの印刷を遅くまで作業して下さるなど、多大なるサポートを頂きました。能登原研究科長、鳥谷紀寿事務長には、終始様々なサポートを頂き、技術職員の皆様には展示物などのサポートを頂きました。会場のサポートをして下さった、松村昌典さん、矢部寛延さんにもお礼を申し上げます。皆様のご理解とチームワークのおかげで、無事開催することが出来ました。特に、会場においで下さった市民の皆様、学生の皆様とのコミュニケーションは、私どもにとって貴重な経験となりました。ここに厚くお礼を申し上げます。