三輪和平博士（青栁研・研究員）の論文が国際学術誌 Chemistry – A European Journal に掲載されました
| 研究分野 | 物質科学（有機化学） |
| 掲載誌 | Chemistry – A European Journal |
| 論文題目 | Multiply exo-Methylated Corannulenes |
| 著者 | Kazuhira Miwa, Shinobu Aoyagi, Toru Amaya, Takahiro Sasamori, Shogo Morisako, Takashi Kurogi, and Hideki Yorimitsu |
| 所属機関 | 名古屋市立大学、筑波大学、京都大学 |
| 概要 | コランニュレン（C20H10）は，お椀型をした多環芳香族炭化水素であり，サッカーボール型分子C60フラーレンの部分構造を有する。これまでコランニュレンの分子外縁での反応により多様な分子が合成されているが，曲面の分子表面での反応はごく限られる。この研究では，コランニュレンをナトリウムで還元したのち，直ちに耐還元性の求電子試薬と反応させることで，分子表面での多重メチル化を達成した。X線構造解析により決定した分子構造と，量子化学計算により計算した電子状態から，その反応機構を明らかにした |
| 掲載日 | 2023.6.11（論文） 2023.8.11（表紙画像） 2023.8.16（表紙説明） |
| DOI | 10.1002/chem.202301557 10.1002/chem.202302442 10.1002/chem.202302443 |
| 備考 | 掲載誌の表紙画像（Front Cover）に採用。 ChemistryViewsにて紹介。 |
掲載誌表紙画像：ナトリウム（地表）によって還元されたのち耐還元性求電子試薬（蝶）によってメチル化されるコランニュレン（花）を表している。