名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English

名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English
キャンパスマップ | アクセス | お問い合わせ

名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科総合生命理学部

Japanese English

Faculty Members
教員紹介

三浦 均ミウラ ヒトシ

居室
システム自然科学研究科 4 号館 2 階
E-mail
miurah@nsc.nagoya-cu.ac.jp
電話
052-872-5822
FAX
なし
URL
https://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/labs/miurah/
生年
1978年
所属
自然情報系・准教授
略歴
2001年 筑波大学 第一学群 自然学類 卒業
2003年 日本学術振興会 特別研究員 (DC)
2006年 筑波大学大学院 数理物質科学研究科 宇宙物理学専攻 博士一貫課程 修了
2006年 日本学術振興会 特別研究員 (PD)
2007年 東北大学大学院 理学研究科 地学専攻 助教
2013年 名古屋市立大学大学院 システム自然科学研究科 准教授
学位
博士(理学・筑波大学)
専門分野惑星科学,結晶成長学
研究キーワード数値計算,隕石,初期太陽系,惑星形成,コンドリュール,フェーズフィールド法
担当科目(大学院)天体地球情報学,物質科学,理学情報概論,自然情報学特講
(学部等)波動・熱力学,自然と数理6,自然科学実験,ジェンダーと科学
最近の研究テーマ(1) 初期太陽系における固体物質進化:
現在,地球上には多様な結晶が存在しています。また,隕石などの地球外物質にも,様々な結晶が含まれています。ですが,それらの原材料である星間物質は,そのほぼ全てが非晶質だと考えられています。太陽や惑星系が誕生する過程において,いつ・どこで・どのように非晶質物質が結晶化したのか? この問題に対して,主にガス円盤と固体物質の相互作用による固体物質の加熱現象に注目し,物理モデリングや数値計算を用いた研究を行なっています。

(2) 鉱物の形態と組成累帯構造:
岩石や隕石の中に含まれる鉱物には,冷却するマグマの中で成長したものがあります。その形態や化学組成の不均質構造(組成累帯構造)は,それが形成したときの環境を反映しています。ある形態・累帯構造の鉱物があったとき,それがどのような環境で作られたのか? この問題に対して,固液界面における元素分配や非定常元素拡散を考慮した数理モデル(フェーズフィールド法)に基づいた数値解析を行なっています。

(3) 結晶表面におけるステップ・ダイナミクス:
結晶表面は一見平らに見えますが,そこには高さ1nm程度の階段(ステップ)が存在します。結晶は,溶液中の原子・分子が結晶表面に運ばれて,さらにステップに取り込まれることで成長します。ですが,溶液中に不純物が存在すると,ステップへの原子・分子の取り込みが阻害され,結晶成長に影響を及ぼします。結晶が成長する際のステップの動き(ステップ・ダイナミクス)を数理モデルを用いて表現することで,結晶成長メカニズムを調べています。
主な研究業績

(著書・総説など)

不純物によって引き起こされる結晶成長ヒステリシスとカタストロフの理論的解明,日本結晶成長学会誌,2018年5月8日受理

Hydrodynamics of a droplet in space, in Hydrodynamics /Book 3, ISBN979-953-307-608-8, pp.381-410 (2011)

(論文)

Phase-field model for growth and dissolution of a stoichiometric compound in a binary liquid, Physical Review E 98, 023311 (2018)

Comprehensive study of thermal desorption of grain-surface species by accretion shocks around protostars, The Astrophysical Journal 839:47 (16pp) (2017)

Numerical study of impurity-induced growth hysteresis on a growing crystal surface, Crystal Growth & Design 16, 2033-2039, (2016)

Phase-field modeling of step dynamics on growing crystal surface: Step pinning induced by impurities, Crystal Growth & Design 15, 4142-4148 (2015)

Phase-field modeling of step dynamics on growing crystal surface: direct integration of growth units to step front, Crystal Growth & Design 15, 2165-2175 (2015)

A New Estimate of Chondrule Cooling Rate Deduced from an Analysis of Compositional Zoning of Relict Olivine, The Astronomical Journal 147, 54 (2014)

Role of impurity on growth hysteresis and oscillatory growth of crystals, Crystal Growth & Design 13, 3588-3595 (2013)

Anisotropy function of kinetic coefficient for phase-field simulations: Reproduction of kinetic Wulff shape with arbitrary face angles, Journal of Crystal Growth 367, 8-17 (2013)

A new constraint for chondrule formation: condition for the rim formation of barred-olivine textures, Earth, Planets and Space 63, 1087-1096 (2011)

Phase-field simulation for crystallization of a highly supercooled melt droplet in levitation environment, Journal of Applied Physics 108, 114912 (2010)

Formation of cosmic crystals in highly-supersaturated silicate vapor produced by planetesimal bow shocks, Astrophysical Journal 719, 642-654 (2010)

Origin of three-dimensional shapes of chondrules. I: Hydrodynamics simulations of rotating droplet exposed to high-velocity rarefied gas flow, Icarus 197, 269-281 (2008)

Fragment-Collision Model for Compound Chondrule Formation: Estimation of Collision Probability, Icarus 194, 811-821 (2008)

Shock-Wave Heating Model for Chondrule Formation: Hydrodynamic Simulation of Molten Droplets exposed to Gas Flows, Icarus 188, 246-265 (2007)

Shock-Wave Heating Model for Chondrule Formation: Prevention of Isotopic Fractionation, Astrophysical Journal 651, 1272-1295 (2006)

教員からの一言岩石や隕石には,多種多様な鉱物結晶が含まれています。かんらん石,輝石,斜長石…。その形態や化学組成などの特徴は,それが形成した地球深部や初期太陽系の環境を反映しています。私と共に,結晶の形成メカニズムを解明し,結晶に残された情報から惑星環境や形成史を読み解いてみませんか?

物理現象のモデリングに興味がある方,数値計算プログラムをイチから作ってみたい方,GPGPUを用いた大規模計算にチャレンジしてみたい方,歓迎します。プログラミング言語には主にFortranを用いますが,Javaも使います。数値計算の経験は問いません。出身分野も問いませんが,物理の基礎知識があることが望ましいです。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
学会活動日本天文学会,日本惑星科学会,日本結晶成長学会,鉱物科学会